先日、キールタンバンドの練習中に「楽器や音楽によって ”周波数” が違いますね」というような話になりました。普段は全く意識していない、音・周波数・波動などについて、いろいろと気づきがありました。
楽器の ”音” は、空気の ”振動” として耳に伝わり、私たちは ”音” として認識しています。
楽器を演奏すると、さまざまな ”周波数” が生まれ、私たちはそれをメロディとして受け取ります。
(”周波数” とは1秒間の振動の回数)
ヨーガでは全てのものが五つの元素で構成されているという考え方があります。
また、全てのものは「振動=音」で表すことができるという考えもあります。
”形” と ”音” の関係について、「波形形態学」というユニークな研究があるそうです。
モノの形は音そのものなのではないか? そのようなことを考えてしまうような科学の研究分野があります。”波形形態学” と呼ばれ、日本ではまだ研究の進んでいない分野の一つであるそうです。
物理学者であると同時に音楽家でもあったドイツの科学者・エルンスト・クラドニは、ある時、薄く砂をまいた皿のそばでヴァイオリンを弾いたところ、音の振動で砂が形を創るということを発見しました。これはクラドニ図形と呼ばれ、音がモノの形を象るということを証明した事例として有名です。
どことなく細胞の形や花の形を想起させるような幾何学文様が現れています。音の周波数(音波の振動数)により形が次々と変化していく様は、まさに神が音に託した宇宙の神秘と感じざるを得ないロマンティックに溢れた事象であると言えます。
人間の臓器も音を出しています。分かりやすいのは心臓ですね。心臓の鼓動。
「私の体が出している振動=音は、ハーモニーになっているのかしら?」と思った時、『水からの伝言』という書籍に載っていた綺麗な氷の結晶が頭に浮かんできました。
水に「ありがとう」という言葉を見せると、形のととのったきれいな氷結結晶をつくる。一方で「ばかやろう」という言葉では、美しい結晶はできない。言葉によって、声によって、写真によって、まったく違う顔を見せる氷結結晶・・・
『水は答えを知っている』(サンマーク文庫)
前述の「クラドニ図形」のように、音は形に影響を与えます。
美しいハーモニーの振動を受けると、きっと体中の水分や細胞が影響を受けて、その振動によって綺麗な模様や結晶の花を咲かせて良いエネルギーに満たされ、活性化されて元気になるのではないでしょうか。
キールタンでは、楽器の演奏とともに、サンスクリット語でマントラを唱えます。
サンスクリット語は、”言霊力” の強い言語、と言われています。
楽器や歌の波動とマントラの波動の相乗効果です。
古代のインドで使われていた言語「サンスクリット語」でマントラ(日本語では真言とも言われ、神秘的な力を持つとされる語句)を記憶して暗誦すると、脳の灰白質が増加する――そんな調査結果がこのほど明らかになった、とNewsweek日本版に記事が載っていました。すごいですね!
キールタンに参加すると、たくさんの良い振動のハーモニーの相乗効果を受けることができます。
私たちの細胞ひとつひとつが、その心地好い振動で綺麗な花を咲かせます。
会場全体のエネルギーが一体となって大きな振動となり、神秘的な幾何学模様を描いて光を放ち、癒しのエネルギーに包まれるのです。
あなたもキールタンに参加して、この心地好い振動を一緒に感じて細胞を活性化し、神秘的な花を咲かせてみませんか?
※ このページの一番上にあるアイキャッチ画像は、代表的な神聖幾何学模様である『フラワー・オブ・ライフ(生命の花)』です。
詩子