日本で唯一の本格的なキールタン・バンド
世界中で大きなムーブメントを迎えているバクティ・ヨーガの「キールタン(Kirtan)」。
私たちシャンティパットでは、2004年から取り組み始めました。
2012年にインドのBSY(Bihar School of Yoga)で公式親善大使を務めていた 故Swami Satyadharma Saraswati の勧めでバンドを結成。
「Satyan Kirtan Band(サッチャン・キールタン・バンド)」と命名していただきました。
Satyan Kirtan Bandは、日本で唯一の本格的なキールタン・バンドです。
レパートリーは100曲を超えています。
ハーモニュームを中心に、コール、マンジーラ、ギター、ベース、フルートなどを加え、伝統的なスタイルを大事にしながらも、自由な発想でアレンジし、キールタンをさらに進化させる新しい試みに取り組んでいます。
キールタンは、リード・ヴォーカルの後に、参加者がレスポンスする「コール&レスポンス形式(呼びかけと応答)」で、メロディーに合わせて神様やグルの名前を繰り返し歌います。
誰でも参加できる、最高の癒しと浄化のヨーガです。
たくさんの仲間たちとともに歌い讃えることで、さらにバイブレーションは高まります。
毎月「新月」の前後に、真鶴半島を望む湯河原スタジオ(さゆらばな)で、キールタンの集いを行なっています。
みなさんご一緒に歌いましょう!
「新月のキールタン&ハヴァン」には、どなたでもご参加いただけます。
みなさんお誘い合わせの上、ご参加ください。
その素晴らしさを、ぜひ体験してください。
キールタンの祭壇
キールタンは、神様への献饌(けんせん)です。 神様に、歌を捧げているのです。
キールタンの集いでは、祭壇を取り囲み、皆で歌いあげていきます。
この祭壇には、コール&レスポンスのエネルギーが集まり、光の柱が立ち、献饌としてのパワーが高まっていきます。
祭壇には、宇宙の5元素の象徴が全て組み込まれています。
一番下の黄色い四角の布は、「土」の要素を表しています。その上の台座は鏡で、「水」の要素。鏡の上に立てたロウソクは、「火」の要素。鏡の中心には青い六角形の敷物で「空気」の要素。そして、湯河原スタジオ(さゆらばな)そのものが「空間」を表しています。
六角形の敷物の上にはハスの花が開き、「ラクシュミ」と「サラスワティ」の像が乗っています。(ハスの花は閉じるとガネーシャになります)
サイドには、「シュリヤントラ」とクリスタルの「シバリンガム」が配置されています。シュリヤントラは、時間と空間を超越した全宇宙のエネルギーを表し、不調和の原因を取り除き、調和と繁栄をもたらしてくれます。シヴァリンガムは、最高神シヴァの象徴です。
小さいけれど、とてもパワフルな祭壇です。
キールタンで使う楽器
ハーモニューム(Harmonium)
ハーモニュームはいわばインドの小型リード・オルガンで、片手で背面のふいごを動かし空気を送り込み、片手で鍵盤を弾いて演奏します。鍵盤の下にノブがついており空気の調節弁になっていて、これを引くと音が変わったり、常時特定の音が出ているようになったりします。近代、西洋から伝来しインド風に改良されたもので、この楽器は基準音を得るのにとても重宝され、またたく間に全土に広まりました。今では古典だけでなく、各地の民謡や民俗楽、大衆歌謡や宗教歌の伴奏などオールマイティーに活躍する楽器です。
コール(Khol)
長さの異なる円錐を二つ合わせた形の胴をもつ両面太鼓です。胴は素焼きの土で、床に置くか肩から紐で吊るして水平に構え両手で打ちます。小さい面はかん高く金属的な響きをもちますが、大きい面は低く深みのある音がします。キールタンをはじめ、民俗音楽の伴奏に広く用いられています。
タブラ(Tabla)
タブラは500年位前に北インドで生まれた、世界で最も複雑で多彩な太鼓と言われています。大きい金属製が低音、小さい木製が高音。鼓面には絶妙な工夫がされ、様々なニュアンスの音を出すことができます。低音から高音まで様々な表情を持つ音色と多様なリズムは、まるで宇宙を表現しているかのようです。そして、キールタンの中に溶け合っていきます。
マンジーラ(Manjira)
インドの宮廷音楽の伴奏として使われた歴史を持つ、2個1組の真鍮製の小さなシンバルです。緩やかなくぼみを中央にもつ円盤はどれも中心に穴があり、その穴に紐を通して、もう一方の円盤とつながっています。両手に一つずつ持って打つ奏法が最も一般的です。シンプルな楽器ですが、生み出されるリズムは多種多様です。リズミカルな演奏も多くキールタンでもよく使用されています。
カホン(Cajon)
カホンはスペイン語で「箱」という意味で、全体が木でできている箱型の打楽器です。ペルー、キューバの発祥です。叩く場所によって、ドラムセットのバスドラムのような低く響く音、スネアドラムに近いパシャッという音を出します。低音で、曲の屋台骨として刻まれるリズムは、お腹の底に響き、大地に根差して生きる安定感を感じさせてくれます。切れの良い高音のリズムは、キルタンを歌う私たちのテンションを上げ、明るさや軽快さ、パッションが沸き上がってきます。曲によってカホンが入ることで、雰囲気が盛り上がり、解放へ導いてくれます。
リードギター(Lead guitar)
ギターは非常に自由度の高い楽器なので、キールタンにピッタリです。アコースティック、エレクトリック、曲に合わせて使い分けます。曲の世界観を効果的に演出するために、的確にサポートしていきます。時には優しく、時には激しく、時には爽やかに軽やかに。曲のイメージを膨らませ、参加者との一体感を高めていきます。
ベースギター(Bass guitar)
私達のキールタンバンドでは、インドの伝統的な形式を踏襲しつつも、普段聴き慣れている歌謡曲の要素も取り入れた独自のシャンティパット・キールタンサウンドを目指しています。ベースではポピュラーでキャッチーなフレーズの繰り返しで、インドのキールタンを聞いて耳に合わなかった方でも受け入れやすく、普段音楽に親しみが無くてもその場にいれば自然と楽しくなれるような演奏を心がけています。
フルート(Flute)
木管楽器に属するフルートは、人の息によって音がでるため、まるで歌っているかのような息づかいを感じさせる素朴さがあります。柔らかく、広がりのある澄んだ音は、歌声や他の楽器の音と美しい層を織りなして、演奏全体を包み調和させます。その響きは、心の奥を震わせ、高次元のエネルギーに私たちを誘います。
タンバリン(Tambourine)
丸い枠の片面に皮を張り、周りにジングルと呼ばれるミニシンバルをつけたものがタンバリンです。様々な音楽に合わせやすく、馴染みやすい打楽器です。キルタンでも、躍動感、軽やかさ、明るさ、時には高揚感や変化をもたらすスパイスの様な役割をしています。
カルタル(Kartal)
カルタルは、主に祈りを込めた演奏の際に使われる、昔からある伝統的な楽器です。様々な種類がありますが、一般的には木製のカスタネットのような形をしており、叩きつけて音を鳴らします。木だけで作られている、プレート状のシンプルなタイプから、小さなシンバルがついているタイプなどがあります。最古の形は鈴がついていたそうです。カルタルの語源は、ヒンディー語の手を意味する「Kar」と、リズムを意味する「Tal」からきています。
「新月のキールタン&ハヴァン」には、どなたでもご参加いただけます。
みなさんお誘い合わせの上、ご参加ください。
その素晴らしさを、ぜひ体験してください。