8月のお盆の時期は、ご実家に帰省されお墓参りをされる方も多いのではないでしょうか。
お盆は先祖の御霊を偲び、供養をする日として日本では欠かせない行事の一つとなっています。
お盆の行事の由来は諸説ありますが、「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という仏教行事が関係しているようです。
「盂蘭盆会」とは、お釈迦様の弟子の一人、目連尊者のお話に由来した精霊を祀る行事です。
目連尊者の母は、他人に対して生涯冷たい態度をとり、人を思いやるようなことをしなかったため、死後は地獄の一つである飢えや渇きで苦しむ餓鬼の世界へ堕ちていきます。それを悲しんだ目連尊者は地獄へ堕ちた母を救うため、持っている神通力で食べ物を与えようとしました。しかし、母がいる地獄では、食べ物や飲み物は口に入る前に火になって食べられません。逆に母を苦しめる結果になりました。困った目連は、お釈迦様に相談します。するとお釈迦様は「自分の母だけを救おうとせず、餓鬼の世界に堕ちた多くの人々を救いなさい」とおっしゃいました。教えに従った目連尊者は、母だけでなく、多くの人を救おうとしました。結果、彼の母は餓鬼の苦しみから逃れられたそうです。
https://www.marukiyo.jp/blog/gyouji/kyureki_okinawa_gyoji/1499/
一方、日本は古来より、先祖の霊を祀る「祖霊信仰」の歴史があり、「盂蘭盆会」と結びついて、「お盆」となったそうです。
8月の新月のキールタン&ハヴァンは、お盆明けの21日(日)、湯河原スタジオ(さゆらばな)で執り行われます。
自分自身の心身を整えるためにハヴァンで穢れをおとし、キールタンをご一緒に歌いましょう。
そしていつも見守ってくださっている神様への感謝とともに、ご先祖様への感謝とお祈りをいたしましょう!
ミエ