マントラの波動とパワーで解放され、あなたは生まれ変わります

マントラのパワー

宇宙に遍在するプラーナは波動(バイブレーション)を持ち、すべての波動には「音」があるとされています。「マントラ」は、宇宙の波動を感知することのできたヨーガの聖者が、その波動を音(言葉)として表したものと言われています。

マントラ(mantra)は、サンスクリット語の「manas」と「trana」に由来するとされています。manas(マナス)は「思考」「心」「精神」を、trana(トラーナ)は「保護」「解放」「道具」を意味しています。つまり、マントラは「心を護り、解放するための道具」あるいは「思考を制御し、意識を集中させるための手段」といった意味になります。
声に出してマントラを唱え続けることで、意識はより精妙になり、囚われていた感情や心が解放されるとともに、そのバイブレーションは神経系や細胞レベルまで働きかけていきます。

吉浜スタジオ(さゆらばな)で執り行われる火の儀式ハヴァン(Havan)では、薪にギーをかけ、香草をくべながら、マントラを 108回 唱えます。
満月のハヴァンでは、「マハムリトゥンジャヤ・マントラ」を唱え、新月のハヴァンでは「ガヤトリ・マントラ」「ラクシュミ・ガヤトリ・マントラ」「サラスワティ108ナーマヴァリ」と毎回変わります。

マントラのエネルギーやバイブレーションを感じ取れなくても構いません。
体はきちんと受け取っています。
ただ無心に唱えるだけで、効果をもたらしてくれるのです。
ハヴァンで一緒に唱え祈りましょう!

マハムリトゥンジャヤ・マントラ

Mahamrityunjaya Mantra

オーム トリヤンバカム ヤジャーマヘー スガンディム プシュティヴァルダナム
ウルヴァールカミヴァ バンダナーン ムリティヨール ムクシーヤ マームリタート

oṃ tryambakaṃ yajāmahe sugandhiṃ puṣṭivardhanam |
urvārukamiva bandhanānmṛtyormukṣīya mā’mṛtāt ||

ॐ त्र्यम्बकं यजामहे सुगन्धिं पुष्टिवर्धनम् ।
उर्वारुकमिव बन्धनान्मृत्योर्मुक्षीय माऽमृतात् ॥

芳香に満ち、全ての生命を養い育む、三つ目の御方(シヴァ神)を讃えます。
瓜が熟して蔦から自然と離れ落ちるように、死の束縛から解き放ち、不死の境地へと導いてください。

マハー(Maha)は偉大な。ムリティユ(Mrityu)は「死」を意味し、ジャヤ(Jaya)は「勝利、克服」を意味します。つまり、マハームリティユンジャヤ・マントラは、死を克服する、死に打ち克つマントラです。
しかし、それは「死を避ける」ことではありません。「不死を願う」ものでもありません。
恐れ(死、老い、喪失など)を解放し、エゴ(利己主義、執着など)を克服し、心を平穏で満たし、究極的には魂を「輪廻のサイクルから解放(モークシャ)へと導く」力を持つマントラです。

マハムリトゥンジャヤ・マントラの源は、インドの最古の聖典であるヴェーダにまで遡ります。リグ・ヴェーダとヤジュル・ヴェーダに記されており、その神聖さと重要性が古代から認識されていたことがわかります。
このマントラは古代の聖仙マハリシ・ヴァシシュタが深い瞑想状態で天啓として受け取ったものと伝えられています。ヴァシシュタ仙は後に、ラーマーヤナの主人公であるラーマ王子の一族の師となり、このマントラの力を伝えたとされます。
また、アスラ(悪魔や半神族)たちの導師(グル)であり賢者(リシ)であるシュクラーチャールヤに、シヴァ神が授けたという説もあります。

マハムリトゥンジャヤ・マントラの力は、時代を超えて多くの聖者や修行者によって認識され、継承されてきました。今日では、インドのみならず世界中のヨーガセンターやアシュラムで唱えられ、多くの人たちがその恩恵を受けています。

外的な効果

  • 病気回復・健康増進
  • 長寿・生命力の安定
  • 災厄・事故からの守護
  • 障害打破・問題解決

内的な効果

  • 深層の恐怖(内なる最も根源的な死への恐怖)の溶解
  • 生死についての執着心が和らぐ
  • 大きな変容期(人生の節目)での心の支えになる
  • 神に「委ねる心」が自然に育つ

健康的な問題を抱えている方には、このマントラは特に効果的で、医者から見放された病気をも治すといわれています。病床に伏しているときや精神的に落ち込んだときに、108回唱えることを繰り返すと、内なる力を目覚めさせ健康を取り戻すことができます。

マハムリトゥンジャヤ・マントラは、
「死なないためのマントラ」ではなく
「死を超えている自分を思い出すためのマントラ」です。

オーム(Om):宇宙創造の初音、聖音。
トリヤムバカ(Tryambaka):三つの目を持つ者。シヴァ神の別名。第三の目は、直観や洞察力、見識を司る。第三の目の機能により、私たちはシヴァ神を悟ることができる。
ヤジャーマヘー(Yajaamahe):崇める、礼拝する。
スガンディン(Sugandhin):芳香、甘い香り。第三の目が覚醒すると、すべては芳しい香りを放ちはじめ、すべてが神であることを悟ることができる。
プシュティ(Pushti):成長。真理はすべてのものを良い状態に育み、成長させる。
ヴァルダナ(Vardhana):増大、繁栄。真理はわれわれの理解を日々増大させる。
ウルヴァールカム(Uruvaarukam):瓜(うり)あるいはキュウリ。瓜は私たち個人を意味する。瓜は蔓に実り、熟せば自然に落ちる。私たちが霊的に成長し、悟りを得る(熟す)ことで、輪廻の鎖を断ち切る(実が落ちる)ことができる。
バンダナ(Bandhana):束縛、結合。
ムリティヨール(Mrityor):死、無知。
ムクシーヤ(Muksheeya):解放、解脱。
「バンダナーン ムリティヨール ムクシーヤ」は、「どうか私たちを死の束縛(あるいは無知)から解放してください」の意味。
マーアムリタートゥ(Maa-amritaat):マーは「偉大な」、アムリタは「不死なるもの、永遠なるもの」。「すべての背後にある永遠の真理」の悟りを表す。


ガヤトリー・マントラ

Gayatri Mantra

オーム ブール ブワッ スヴァハ
タット サヴィトゥル ヴァレーンニャム
バルゴー デーヴァッシャ ディーマヒ
ディヨー ヨー ナッ プラチョーダヤート

oṃ bhūr bhuvaḥ svaḥ |
tat savitur vareṇyaṃ |
bhargo devasya dhīmahi |
dhiyo yo naḥ pracodayāt ||

ॐ भूर्भुवः॒ स्वः |
तत्स॑वि॒तुर्वरेण्यं॒ |
भर्गो॑ दे॒वस्य॑ धीमहि |
धियो॒ यो नः॑ प्रचो॒दया॑त् ||

オーム 地に、空に、天界に満ち溢れる、
至高たる太陽神サヴィトリを讃えます。
究極の輝きと聖なる真理に、深く瞑想します。
かの叡智によって、我らに光があたえられ、絶対の真理を悟ることができますように。

ガヤトリー・マントラは、最高峰のマントラ、人類最強のマントラとされ、ヴェーダ聖典のエッセンスのすべてを含むと言われています。
ガヤトリー・マントラの詩節は『リグ・ヴェーダ』にあらわれる、太陽神サヴィトリ(Savitr)への賛歌です。聖仙ヴィシュヴァーミトラは、太陽の中に神(ブラフマン)を見出し、無限の力を引き出すガヤトリー・マントラを発見したと言われています。
ガヤトリー・マントラには、生きとし生けるものに命を与える太陽という最高の光が、私たちの心を照らし、知識を授け、正しい道へと導いてくれるよう、叡知を司る祈りが込められています。『バガヴァッド・ギーター』ではクリシュナが、自分がもっとも優れたものであることを表現して「聖句のうちでは私はガヤトリーである」と言っています。
ガヤトリーとは、もともとはヴェーダの韻律のひとつで、8音節1行を3つ重ねた詩形を意味しています(計:24音節)。ガヤトリーはその後神格化され、ガヤトリー女神として崇められるようになりました。数あるガヤトリー・マントラの中でも、太陽神サヴィトリーに捧げられるこのガヤトリー・マントラがもっとも神聖なマントラとされています。

ガヤトリー女神は、5つの顔を持っています。4つの顔は4つのヴェーダをあらわし、残りの1つは最高神を表すとされています。4つのヴェーダには、それぞれ格言があり、これらをすべてあわせたものがガヤトリーとなります。ガヤトリー・マントラは4つのヴェーダの教えの真髄であり、それを唱えることは、4つのヴェーダをすべて唱えることと同じ功徳があるといわれています。
またガヤトリーは、パンチャ・マハー・ブータ(五大元素)をあらわし、宇宙全体の力を通じて、唱える者の心と体を守り、偉大な力を授けると伝えられています。

本質的な効果

  • エゴ由来の欲望が、自然に静まる
  • 正しい選択が、自然にできるようになる
  • 人生の方向性が、努力なしで整い始める
  • 「私は何者か?」と考えすぎなくなる

内的な効果

  • 集中力の向上
  • 心の静まり
  • 感情の浄化
  • 判断力の明晰化

絶え間なくガヤトリー・マントラを唱えることは、病を癒し、霊的進化に非常に有効である。落ち着いた気持ちで、心を込めて唱えることで、いかなる試練や逆境も乗り越えることができる。(マハトマ・ガンジー)

毎朝午前3時から午前6時の神聖な時間帯に、ガヤトリー・マントラを唱えることで、魂は磨かれ、心は神聖となる。肉体は病を克服し、性格は清らかになる。知性が研ぎ澄まされ、記憶力が鋭くなることで、物事を見通す力がつく。耐え難い逆境にあるとき、ガヤトリー・マントラの力は助けとなる。その結果、人はあらゆるものに浸透する精妙なもの(神)を理解する。(スワミ・シヴァナンダ)

私は常々、霊的修行に長日月を費やすべきでないといっている。しかし、この短時間のガヤトリー礼拝による霊性修行は別だ。ガヤトリー・マントラを唱えることで、偉大な霊的目標に到達するだろう。このマントラはとても短いが、無限の力を秘めている。(ラーマクリシュナ・パラマハンサ)

ヨーガの科学においては、マントラの科学がもっとも価値あるものだ。マントラの力は、人々を計り知れない成功に導く。ガヤトリーは、物質的、精神的な恵みを与えるマントラである。(ラマナ・マハリシ)

ガヤトリー・マントラは、
「願いを叶える」ためではなく、「心と頭を整える」ためのマントラです。
「何かを足す」ものではなく、静かに「余計なものを引く」ものです。
頭と心を鎮め、自分でじっくり考える力を取り戻すためのマントラ。
── 頑張りすぎている人や、考えすぎている人のために。

オーム(Om):宇宙創造の初音、聖音。
▼ ブール(bhūr):大地、土地、土壌、国、世界。
ブヴァハ(bhuvaḥ):空気、大気。
スヴァハ(svaḥ):天界、光、宇宙。
「ブールブヴァッスヴァハ」は、ヴィヤーフリティと呼ばれる宣言文のひとつ。日々の祈りを始めるに当たり、地・空・天の三界の神々を体現するために唱える。「地よ、空よ、天よ」「地界、空界、天界の神々よ」。三界は、「肉体・精神・魂」や「現在・過去・未来」などにも対比される。
タット(tat):その、それ。最高原理ブラフマンを指す言葉。「汝はそれなり」(tat tvam asi)。
サヴィトゥル(savitur):サヴィトリ神の、太陽の、光輝の、激励する、鼓舞する、前進させる。
ヴァレーニャン(vareṇyaṁ):優れた、素晴らしい、最高の、望ましい。
バルゴー(bargo):光輝を、放射を、輝きを。
デーヴァッシャ(devasya):神の、天の。
ディーマヒ(dhīmahi):私たちは授かる、私たちは獲得する、私たちは享受する。
ディヨー(dhiyo):知性を、叡知を、知識を、信心を、祈りを。
ヨー(yo):その太陽神サヴィトリが。(前文の太陽神サヴィトリを受け関係代名詞)
ナハ(naḥ):私たちに、私たちのために。
プラチョーダヤートゥ(pracodayāt):導く、指示する。奮起させる、促す。恵む、祝福する。ここでは、「私達の理解や洞察力を正しい方向へ導き、啓発してくださいますように」という祈願の意味合いで使われている。


ラクシュミー・ガヤトリ・マントラ

Lakshmi Gayatri Mantra

オーム マハーデーヴィエーイ チャ ヴィッドゥマヘー ヴィシュヌプリヤーイェーイ チャ ディーマヒー
タンノー ラクシュミーヒ プラチョーダヤートゥ

om mahādevyai ca vidmahe viṣṇupatnyai ca dhīmahi |
tanno lakṣmīḥ pracodayāt ||

ॐ महादेव्यै च विद्महे विष्णुपत्न्यै च धीमहि ।
तन्नो लक्ष्मीः प्रचोदयात्‌ ॥

オーム 我らが偉大な女神(マハーデーヴィー)を理解し、ヴィシュヌの妃ラクシュミーを瞑想できますように。
ラクシュミーよ、我らを正しき方向へ導きたまえ。

ラクシュミー・ガヤトリー・マントラは、富と幸運、豊穣の女神として崇められるラクシュミー女神を讃える、ガーヤトリー・マントラの一つです。
ラクシュミー女神は、乳海撹拌(ヒンドゥー教の天地創造神話)において生み出された14の宝の中の一つ。ラクシュミーはそのあまりの美しさに、多くの神々や聖仙から求婚されました。しかしラクシュミーは、横になり眠っていたヴィシュヌ神に愛を求めました。働き者で努力を怠らない者を好むラクシュミーは、ヴィシュヌ神が世界を守り維持する神であることから、大変な努力と働きを行う者と考えたからだと言われています。

働きがあるところには、豊かさが生じます。私たちが手にするお金、宝石、家、子孫、食事、そうした豊かさは、すべてラクシュミー女神の現れです。
その豊かさに気づくことは、自分自身の内にラクシュミー女神を呼び覚ますことであり、その気づきがさらなる豊かさを招くと伝えられています。
ラクシュミー女神は仏教にも取り入れられて「吉祥天」と呼ばれ、福徳安楽を恵み仏法を護持する天女とされています。

外的な効果

  • 収入・仕事・人間関係の巡りが良くなる
  • 欲しいものを追わなくても、必要なものが入ってくるので、欲望に振り回されなくなる
  • 無理・焦り・不足感が減る
  • 選択が洗練され、無理な動きや選択ミスが減る(浪費・消耗が減る)
  • 「何をすべきか」より「何をしなくていいか」が分かり、その結果として、仕事・お金・人間関係が円滑に流れるようになる

内的な効果

  • 「豊かさ=所有」という誤解が静かに崩れる
  • 欲望の奥にある恐れ・欠乏感が溶けていく
  • 自分の役割(ダルマ)が自然に明確になる
  • 与えることと受け取ることの分離が消える
  • 存在そのものが「祝福」だと体感され始める

ラクシュミーは繁栄と豊穣の神とされていますが、「お金をくれる」という意味ではありません。
判断や習慣・秩序を整え、「豊かさが続く状態」を生み出してくれます。
一発逆転の成功を狙うのではありません。
無駄が減り、選択の精度が上がり、結果として現世的利益が安定してくるのです。

オーム(Om):宇宙創造の初音、聖音。
マハーデーヴィ(mahādevi):偉大なる女神。ここではラクシュミーを指す。
チャ(ca):接続詞。そして、〜もまた、さらに、その上など。
▼ ヴィッドゥマヘ(vidmahe):知る、理解する。マントラの中では「神を深く知る(理解する)ために」という祈りの意味合いで使われる。
ヴィシュヌ(Viṣṇu):ヴィシュヌ神(トリムリティ三神の一柱、維持の神)。
プリヤイェ(priyaye):(ヴィシュヌ神)の妃。
ディーマヒ(dhīmahi):私は瞑想します。単に考えるのではなく、神聖な存在や真理に対して意識を集中し、深く瞑想し、その本質を体得しようとする積極的で精神性の高い行為。
タンノ(Tanno):祈りの対象。ここでは次のラクシュミー女神に掛かる。
ラクシュミ(Lakṣmīḥ):ラクシュミー女神。
プラチョーダヤートゥ(pracodayāt):導く、指示する。奮起させる、促す。恵む、祝福する。ここでは「私達の理解や洞察力を正しい方向へ導き、啓発してくださいますように」という祈願の意味合いで使われている。


サラスワティ108のナーマヴァリ

Saraswati 108 Namavalih

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サラスワティ(Saraswati)は、学問・芸術・音楽・知恵を司る女神であり、ブラフマー神の配偶者とされ、日本では七福神の弁財天(弁才天)として親しまれています。
サラスワティ108ナーヴァリは、サラスワティの108の別名。サラスワティの知恵や創造性、言語能力、芸術的才能の向上を願う祈りです。

※ナーマヴァリ(Namavali)は、神聖な名前のリスト、または名前の連祷(れんとう)を意味し、神や仏の複数の名前(通常は108または1000の名前)を唱えるために使わるもの。
※「108の別名」は、「アシュトーッタラ・シャタ・ナーマヴァリ (Ashtottara Shata Namavali)」または「ナーマ・アシュトーッタラム (Nama Ashtottaram)」と呼ばれる。
※ヒンドゥー教やヨーガ、仏教などにおいて「108」は宇宙、神々、人間の内面を表す神聖な数とされている。煩悩の数(108個)、マントラを108回唱える、数珠(マーラー)を108玉で作る、占星術のハウスと惑星の組み合わせ(12×9=108)、サンスクリット語の文字数(54文字×2)など。

サラスワティは「トリデーヴィー(Tridevī)」と呼ばれる三大女神の一柱であり、富と繁栄を司るラクシュミー(Lakṣmī)、力と正義を司るパールヴァティー(Pārvatī)/ドゥルガー(Durgā)と並び称されています。
サラスワティが司るのは「知恵(ジュニャーナ Jñāna)」「芸術(カラー Kalā)」「音楽(サンギータ Saṅgīta)」という、精神的・文化的な領域です。
サラスワティは、宇宙を創造したブラフマー神の配偶者(シャクティ Śakti:女性的エネルギー)。ブラフマーは「創造する者」であり、サラスワティはその創造に必要な「知性」と「設計図」を与えるものです。
サラスワティという美しい響きの名前は、サンスクリット語の「サラス(Saras:流れ、水、池)」と「ヴァティー(vatī:持つもの)」から成り立っています。直訳すれば「流れるもの」あるいは「水を持つもの」。
水が留まることなく流れるように、「知識の流れ」「言葉の流れ」「音楽の流れ」、そして「インスピレーションの奔流」を表します。創造性が停滞することなくこんこんと湧き出し、流れ、海へと注ぎ込んでいく —— そのダイナミズムこそがサラスワティの本質です。

宇宙の創造はブラフマー神によってなされたとされますが、ブラフマー神だけでは世界を美しく秩序あるものとして創造することはできませんでした。
ブラフマー神が宇宙を創造しようとしたとき、彼は形なき混沌の中にありました。そこでサラスワティはブラフマーに知恵と言葉を与え、混沌(カオス)に秩序(コスモス)をもたらしました。彼女がヴィーナー(弦楽器)を奏でると、その振動(バイブレーション)から世界のリズムが生まれ、彼女が言葉を発すると、概念に名前が与えられ、事物が実体化したのです。
これは、形なき衝動(ブラフマー)に、表現するための形と言葉(サラスワティ)が結びついて初めて、創造(クリエイション)が成立するという、創作のプロセスそのものと言えます。

得られる効果

  1. 本質を見抜く力」が育ち、情報ではなく「智慧」を選び取れるようになる
    ・単なる情報の蓄積ではなく、その中から智慧を選択することができるようになる
    ・知識は豊富でも知恵のない人、言葉は多いが本質に触れていない人たちを感じ取れるようになる
  2. 「ヴァーク(神聖な言葉の力)」が整い、言葉に「透明感」と「重さ」が宿る
    ・少ない言葉で核心をついた表現ができる
    ・説得しようとしなくても意思が伝わる
    ・沈黙が言葉以上の説得力を持つ
  3. 「引き寄せる」磁力が高まり、自ずと霊性の高い人が集まるようになる
    ・深い問いを持つ人、学びたい人、内的成長の探求者
    ・表面的な成功に飽き、霊的真理を求め始めた人
    ・霊性の向上を現実逃避ではなく、実生活に反映させようと鍛錬している人

サラスワティは、
知識・言語・音・芸術・純粋な識別知(ヴィヴェーカ)を司る女神。
ラクシュミは「繁栄」、パールヴァティー/ドゥルガーは「力」、
サラスワティは「真理を見抜く光」であり「創造力を具現化するエネルギー」です。

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(出典:WikipediaSitaRamaWisdom LibraryRudra Centreインド神話伝説辞典など)


「新月のキールタン&ハヴァン」「満月のハヴァン」には、どなたでもご参加いただけます。
みなさんお誘い合わせの上、ご参加ください。
その素晴らしさを、ぜひ体験してください。

吉浜スタジオ「紗侑良花(さゆらばな)」は、魂の源である「富士山」と、鎮魂の象徴であり此岸と彼岸の境目と言われる真鶴半島「三ツ石」を結ぶ、祈りのライン上にあります。 富士から海へ、音が還る場所。ここは「何かを得るための場所」ではなく、余分なものが静かに抜けて「すでにあなたの中にあるものが整う場所」です。

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