2012年のサッチャダルマさんのセミナーが始まる前、20年ほど趣味として続けてきたギターはやめようと思っていました。
なぜなら、自分の楽しみや趣味でギターを弾くことに無意味さを感じていたからです。
ギターを担当するよりも、音響設備の充実した湯河原スタジオ(さゆらばな)のホールで、音響係としてキールタン隊をバックアップしたいと考えるようになっていました。
マイクやミキサーは仕事で扱ったことがあるので、音響のPAシステムの勉強をすれば、もっと皆のお役に立てるのではないかと。
ところが!
セミナーが終わる頃に、キールタンバンド結成の話が出て、私にギターを弾くよう勧められたのです!
もうやめようと思っていたのに、違う形で続けられる!
夢のようでした。
自分の楽しみのために趣味で弾くのと、キールタンで皆のために弾くのでは、全く次元が違います。
神様は、「自分の楽しみだけのためのギターは止める!」決心をしたことを評価してくださり、「止めなくてもこういう形もあるよ」と応援して下さったのだと感じました。
実際、キールタン隊として演奏するようになってからの方が、技量は上達しました。
技術的にも音楽の感性の面でも、新しい発見があり、色々なことがわかってきました。
何よりも、「自分のため」だけではなく、「皆のため」に演奏することの喜びを感じています。
皆に喜んでもらうことは、自分の喜びでもある・・・そのことがよくわかるようになりました。
これからも、リードギターで貢献させていただきます。
ありがとうございました。